2008年06月10日

一人称 後編

ひとつ間に記事を挟みまして、「一人称 後編」いきます。
後編は、詩の中の一人称について、です。

ざっと詩を読むと分かりますが、
一人称を使っている曲は、かなり少ないです。

現在のレギュラー曲だと、「名なし」「エスカレーター」くらい。
あ、「飛行船」も使ってるし、「桜」も語りでこっそり…。
半分は使ってるんじゃん。

やばい、いきなり意外な事実。
もっと少ないと思ってたんですが、どうしましょう。
まあ、詩集に載せた曲数で考えれば、
やっぱり少数派ってことで、許してください。

理由をつきつめれば、
直接的・限定的表現を嫌うから、ってとこでしょう。
一人称を使うと、大抵の場合、
自分のことを言っていることになりますから。

何でそういう表現が嫌いなのか。
まず、自分がほかの人の詩やその他作品を見るとき、
直接的過ぎたり、限定的過ぎたりしたら、
ほとんどの場合、興味がなくなるからです。

人に考え方や物事を押し付けられるのが嫌い。
ただし、ものすごくその作品にシンパシーを感じたなら、
また別の話ってこともあるんですけど。

あと、単純に、あとから意味が分かったりするの、楽しいじゃん?
おいらは人生にデザートを必要としませんが、
定食の最後、忘れてたころに出されるそれは、別です。
食べかけのアイスを発見するのも好きです。
腐ったおにぎりは、勘弁。

おいらは自分の詩でも、オドロキの発見をすることがあります。
自分探しの旅に出る必要がない。
薄暗いこの部屋、つかPCに入ってるんだもん。
みんな、ここにいればいいのに。

えー、おいらが大好きなアーティストに、Tomovskyがいます。
最初、大学生のころかな、彼の1stソロアルバムが出て。
愛聴してたんだけど、詩が直接的な気がしちゃってね、
共感を覚えつつも、しばらく避けていた時期がありました。

あれで直接的と言うなら、世のメッセージソングは何なんだ。
近すぎて見えなくなっちゃうよ。
って感じですが、若気の至りで、そう思っちゃったんだよなあ。

あのアルバムを出したころのトモフと同年代になって、
その意味を、自分のこととして受け入れられるようになったのか。
現在良く聴くアーティスト、ベスト3に名を連ねます。
ちなみに、ほか2つはEelsとマニ京です…。
この2つの大好きアーティストに挟まれて、幸せだと言っておく。

えっと、話が逸れまくってる気がしますが、いいや。
とにかくおいらは、歌詞ではなく、敢えて歌詩と表現するくらい、
詩的な詩を好む傾向があるようです。

そういうわけで、直接的・限定的表現は、
作る側としても避けたくなるんですねぇ。
その一番手っ取り早い方法が、一人称を使わない。
そういうことです。

ただ、当然のことですが、
音楽をやっている以上、表現したいことがあるわけで。
一番大切なことは、ちゃんと言いたい。
でも、直接は言いたくない。
さあ、どうする?

そこで、レアキャラ、一人称の登場です!
そう、一番大切なとこに、一人称を使っているんです。
上の方に書いた曲でも、一人称が出てくる箇所は、
サビや大サビに当たる部分がほとんどです。

これ、実は今、発見したの。
タイムリー。

そういうことだったんだね、
一番おいしいとこを、一人称が持って行くんだね。
何か悔しいが、それはおいらが選んだこと、
いや、おいら自身のことであるから、いいのか?

一人称を使っていても、
普段使っている「おいら」ではなく、ほとんどの場合「ぼく」です。

これはなぜなのでしょう。
理由はたぶん、「おいら」と一緒。
かわいいから。

これでは明らかに疲れが出ているのがバレバレなので、許しません。
なぜかわいさを求めるのか、分析してみましょう。

おいらは普段、あれもこれも「かわいい」という人間ではありません。
おいらにとって、かわいい=幼児性。
これです。

「ぼく」は男の子の一人称です。
大人の男の人は、甘えるとき以外、めったに使いませんよね?
大人の女の人は、まず使わないと思っていいですよね?
女の子も、同様。

男の子だけの特権。
あれ、おいら、女だよ?
たぶん、女の子の一人称は、せいぜい「あたち」でしょ。
それはさすがにどうよ?

もっと突き詰めてみましょう。
以前やり取りしていた小説家の方がおっしゃっていたのですが、
「無性的」であることを求めているのかもしれません。
幼児ということは、性的未分化であるということ。
「ぼく」という一人称によって、単なる憧憬だけではなく、
幼児性、ひいては無性性を表現しているんですねぇ。
こんな言葉、あるんかいな。

あー、思ったとおり、結構深かったんだな、一人称。
おいらはきっと、おいららしく生きたいから、
「おいら」だったり、「ぼく」だったりするんだな。
そして、現実と詩で使い分けているのは、
おいらなりのオンオフ、じゃなくて、表と裏なのかもしれないな。

どっちが表で、どっちが裏なのかは、分からない。
もしかしたら、右半身と左半身なのかもしれないし。
もしかしたら、間にほかの誰かがいて、それこそが本物なのかもしれないし。

自分が思う自分と、みんなが思う自分とは、どっちが本物の自分なのか。
自分がみんなに思っていて欲しい自分を、
みんなが思っている自分と信じたいものです。
ささやかな嘘に騙されてくださいな。

何かこれ、「名前をつけてくれ」のテーマと近い感じですねぇ。
やっぱ、あの曲はおいらの根本が詰まってるんだな。
そして、今回の企画の元でもあるという。
うーん、素晴らしく象徴的な事実じゃない。

美しく、おしまい。
posted by かめ at 21:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

一人称 前編

覚えているでしょうか。
「名前をつけてくれ」の曲解説の記事で、ちょっと触れたこのネタ。
何か文章を書きたいモードなので、これに挑戦。

長くなりそうなので、前編と後編に分けてお届けします。
前編では、現実のおいら。
後編では、詩に関する話。
になる予定です。

じゃ、始めます。

まず、普段の一人称が「おいら」な時点で、おかしいんですけど。
「おいら」と自分を呼ぶようになったのは、東京に出てから。
それまでは普通に「おら」でした。

幼稚園から小学校低学年くらいだと、
自分のことを名前で呼ぶケースが、結構ありますよね。
かめちゃんね、とか。
まだそのころは、自分がかめになるなんて、思ってなかったけどさ。

おいらも可愛い少女時代には、
叔母から貰ったあまりに素敵過ぎる名前で、自分を呼んでいました。
が、ふと周りを見渡せば、結構みんな、一人称を使っていることに気付く。
男の子は「オレ」「ぼく」とか「わし」とか、
女の子は「私」「あたし」「うち」とか。
「わし」「うち」は広島だったのでね、いたと思いますよ。

で、ひねくれもののおいらは考えます。
どうせ一人称を使うなら、みんなが使ってないものにしよう、と。
そのころ一人称という言葉を知っていたかどうかは怪しいですが、
「私」とは別の何かを探そうとする、意思があったことは確かです。

普通に「私」系にいかなかったの、何でなんだろうね。
それはたぶん、「公」に対する「私」ってのが、嫌だったんではないかと。
小学校低学年でそんなことを考えていたとは思えないので、
後付けっぽい気もしますが。

大人の人が、普段は俺とかあたしとか言ってるのに、
社会的な場のときは私(わたくし)って言うでしょ、あれ、苦手。
オンとオフを切り替えるの、ダメなんだよなあ。
表と裏があるのは、事実だし、受け入れるけど。
と、十分大人であろう人物が申しております。

電話が苦手なのも、このせいなのかもしれない。
特にビジネス電話は、相手も気持ち悪い一人称と日本語を使うし、
おいらもいくらオンオフを使い分けないからと言って、
「おいら」連呼じゃ、面接来なくていいって言われるだろうし。
(おいらのビジネスはこのレベル)。

ちなみに、どうしてもこういう電話をしなくてはならないときは、
極力一人称を使わないか、自然な形で「自分」を使います。
「自分でもそう思います」とかね。

ま、子供のころも、子供ながらに、
周りの大人が使い分けてるのが、気持ち悪かったんじゃないかな。
何でそういう風に育ってしまったのかは、知らないよ。
親も知らないと思うよ。

で、そんなときに始まったアニメがあります。
うちらの世代はみんな夢中になったであろう、アレ。
そう、おいらが「おら」と呼ぶようになったのは、あいつのせい!
「ドラゴンボール」、孫悟空だったんですねぇ〜。

どのくらいの少年少女が真似したんでしょう。
おいらの周りにはいなかった。
ので、こりゃいいわと、独占。

それ以来、どうしても「おら」を使えないとき(作文の発表とか)以外、
おいらはおらになったのでした。

で、そこから「おいら」に変遷していった理由は。
東京に帰るのに、「おら」じゃ田舎者すぎるっぺ。
ではなく、「おら」より「おいら」の方がかわいい!
と思ったからでしょう。
どのみち、周りに使っている人はいませんでした。

2代目マニ京ドラマーと出会うまでは。
やつも今じゃ「オレ」だ、裏切りやがって!
おいらはいつまでもおいらで行くぜ!

かわいいもん。

(後編につづく)
posted by かめ at 21:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

5/31ライブ後日談 その2

はい〜、その2を無理矢理やりまりろ。
その2はプレゼントについて!です。

プレゼントの内容は、CDと詩集であります。
CDは、マニ京デモテープ「ハモニカ」「うぱるぱ」の全曲と、
ボーナストラックとして、みのむしの「飛行船」が入っています。
詩集は、CDの曲以外に、音源化されていない曲も網羅しております。
未発表の曲もありますよ。

CDはねー、とにかく恥ずかしいんですよ。
録音したのがそれぞれ、19歳と20歳のころですからね…。
あまりにも恥ずかしいので、前もって言い訳をしておこうと。
曲解説を急いでやったのは、そういうわけです。

なので、CDを聞きながら詩集を見て、さらに曲解説も読む、がお勧め。
おいらにとって。
マニ京にとって。
言い訳は人類を救う。

それでも、現在のレギュラー曲も2曲入っているし、
マニ京の変遷を辿る資料としては、なかなか面白いんじゃないでしょうか。

ジャケは、いつもどおり、芹ぴー画伯の手によるものです。
IMG_0003.jpg

実は、使い回しです。
ここ1年のライブで配ったパンフの中に、ありますよ。
持ってる人いたら、偉い。
今度のライブで名乗り出てください。
頭を撫でてあげます。

この絵、好きなんだよな〜。
すごくマニ京っぽいと思います。
ってか、こういう人になりたいんだ。
それを分かっている芹ぴーは、なかなかやりやがる。

次回のライブでも、このプレゼントを配ります。
たくさん作ったので、自分のだけでなく、友達用に持ち帰るのもOK。
いえ、むしろ、配りまくって、布京してください。


まあ、昔の曲じゃなく、今の曲を早く音源化したいのも事実。
さんざん言ってますが、夏ごろには録音する予定です。
それまでのつなぎとしても、楽しんでいただければと思います。

ほんじゃ、また!
posted by かめ at 20:49| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

5/31ライブ後日談 その1

こんばんは。
夕べコロッケを4つ食べて、胃痛で眠れなかったかめです。
今日はあまり食べないようにします。

その1と言いつつ、その2があるかはわかりません。
でも、あったら後が面倒なので、その1。
その1は、SEについてです!

元になった音源はこちら↓



で、何でこれを思いついたかというと、
夜勤をやっていたころのラジオで、
何語か分からないドラえもんのテーマが流れたからです。
思いついたっていうより、パクったんですね。

で、いろいろYouTubeで探してみて、これが一番面白かったので使いました。
スペイン語ですかね?

思いのほか、ウケなかったぞ。
リハではもっとウケたのに!
なので、ウケるポイントをレクチャーしたる!

(1)イントロで普通のドラえもんかと思いきや、歌の出だし直前で、おじさんがタイトルを言う!
(2)「はい、タケコプター」のところの声が、ミッキー!
マニアな方には、
(3)日本語では「ドラえーもん」という譜割のところが、「ドーラえもん」。

さあ、もう一回聞いて、顔をひきつらせてみよう!
posted by かめ at 19:45| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

最初に書いた曲

こんにちは、かめです。

マニ京マニアのみなさん、お待たせいたしました!
マニアックネタ、第二弾です!
正直、そんなマニアックなことなんてないんでね、
第一弾の時点でネタ切れしてたわけですよ。
で、知恵はないので、我が半生からひねり出すことにしまっさ。

初期マニ京の代表曲に、「トマト畑で」という曲があります。
公式(?)にはこれが初めて書いた曲ってことになってます。
サビが中学生のころで、あとは大学時代、
まともに通しで作ったって意味では、確かに初めての曲。

ですが!実は!
もっと前に、アイデアレベルではいろいろ作ってたんですねぇ。

小学校低学年のころ。
「かめちゃん音頭」(かめには本名が入ります、恥ずかしっ)。
若くして、音頭ですよ。
詩もあります。

「いつも楽しいことばかり
 夢見て生きてりゃいいんだよ
 それかめちゃん音頭でピースピースピース」

このころの自分がうらやましいです、非常に。

同じく、小学校低学年のころ。
「母のご飯は世界一」。
これも音頭調でした。
曲の出来としては、「かめちゃん〜」の方がいいです。

中学1年、ギターを始めたころ。
「観光バスのガイドさん」。
曲調は「母〜」と似てるかも。
詩はガイドさんが月の旅行に出かける、って感じ。

覚えてるのはこのくらいかなあ。
あ、「トマ畑」よりも後かもしれないけど、
ワンコーラス通しで作った最初の曲として、「満月の夜」があった。

「満月ぴっかぴかの夜だから悲しい歌を歌いましょう
 鈍く光る海ならば蛍光塗料を塗りましょう」

うん、言葉選びが単純ながら、成長してるね。
今風(今のおいら風の意)だね。
実際、この曲は結構気に入ってるので、いつかやる日が来るかも?
でもサビの詩が、
「とーつるのーつー手が出て干からびた」
誰か、分析してください。

以上が、マニ京が始まる前、ひとり淋しく歌って作った曲たちです。
元々多作な方じゃないのに、ひどい曲も結構作ってたんだなーと。
って、聞かなきゃ分からないよね、安心。

でもいつ罰ゲームにされるか分からないから、
今からちょっと練習しておこうかな。
posted by かめ at 12:12| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

バンド名の由来

文章書きたいモードにつき、こんな企画です。

インパクトだけはあるこの名前、
良く訊かれるのが、「京都の方がいらっしゃるんですか?」

いません!

おいらなんかは、小学校の修学旅行で訪れたのみ。
記憶はほとんどないですよ、何年前だと思ってるんですか!

じゃあなぜ、京都?
うーん、適当。

これじゃあ、この記事の意味がなくなってくるので、
10年前の記憶を呼び覚ましましょう…。

まず、「マ行かわいいくない?」「かわいい〜」という、
女子高生みたいな会話から、頭文字が決まりました。
そこから当時のVoが、Maniacという単語を導き出しました。
で、おいらの略して呼ばれることが人気バンドのステータスだ!
という歪んだ見解から、略しても意味のある単語にしようということに。

でも、「マニ」から始まる言葉って、あんまない…。
「マニキュア」って案も出ましたが、セクシー路線っぽいですよね。
最も対極にある路線ですね。
あと、Cure好きそうだし。あんま知らんし。
ま、マニ京のコピーバンドをやろうと思うナイスなあなたに、
この名前は譲ります。

他にはマニラとか?
今ならマニアックラーメンと提案してそうですね。
これはこれで、インパクトありそうですね。
でも確実に却下ですね。

結局、世界史で習った、「マニ教」に落ち着きました。
「Maniac教徒」でいいじゃん。
意味ありそうじゃん。

何でそうしなかったのか、良く覚えてません…。
たぶん、よりひねくれたかったのでしょう。
「何で京都なの?」と訊かれたかった。
今のところ、この作戦は成功しております。

ついでに、最初の表記は「Maniac京都」、英語表記だったんですねー。
でも当時出演していた屋根裏で、勝手にカタカナにされ。
ま、いっか、でこれが正式な表記となりました。
まあ、そのおかげで、バンド名の英語表記が多い昨今、
非常に目立たせてもらってます。

つまり、由来も何もかも、やっぱ適当!
いいのか、マニ京?
posted by かめ at 05:46| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | マニアック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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